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広告業界の未来

第1回 interview

広告業界の未来を語る[株式会社オプト 取締役会長CSO 海老根 智仁 氏]

まずオプトの事業内容についてお聞かせください。

当社は、「売上に直結するeマーケティングカンパニー」を事業コンセプトとしています。クライアントファーストの考えのもと、お客様のネットマーケティングにおける費用対効果を測定し、お客様の売上を最大化させることを目的としている会社です。

オプトにはどのような経緯で入社されたのでしょうか?

私がまだ大学生で就職活動をしていた際に、とある会社の面接会場で当社代表の鉢嶺と出会いました。結局、私は広告代理店に就職し、鉢嶺は不動産会社に入社をしたのですが、互いに「将来、起業したい」というような話をしたことで、その後の起業のための勉強会をやったのがきっかけですね。その後、鉢嶺が会社を立ち上げ、1999年に私が合流しました。 オプトに入社した理由としては、広告代理店で働いていたなかで、正直、業界に対する問題意識を持っておりました。その問題を「自分がオプトに入ることで、大きな変化を与えられるのでは」と感じたからですね。

入社以後、売上を150倍にアップさせたとお聞きしています。それが実現できた最大の理由は?

重要なポイントは「人がやらないこと」をやったことですかね。その頃の広告業界の常識においては、実際の明確なる費用対効果というものを計りお客様に提供するという行為はあまりなされておりませんでした。そんな中で実際の費用対効果を忠実にお客様に提供し続けたことが一番の理由だと思います。 とかく人は「人がやらないことをやる」と言うと、新規事業やまったく新しいものを思い浮かべがちですが、実はそうではないんですね。そういった「人がやらないことをやる」というのは日頃の業務の中に隠れているものなんです。これは社内の人間にもよく話すことですが、日頃の業務に「疑問」をもって仕事をすることが重要なんです。また、クライアントファーストを常に考えることにより、新しいサービスが生まれ、それが企業の発展につながったと考えています。

近年、広告業界の市場規模は縮小しています。今の広告業界を見て、今後の広告業界はどうなっていくとお考えですか?

実際下降傾向かもしれませんね。
今後の一つのポイント(岐路)としては2011年のデジタル放送化によって多チャンネル化し、「デバイスの多様化」「メディアの複雑化」が起こっていくと思います。それにより市場は大きくなるか?というと確実にそうだとは言えません。
しかし、これは広告業界に携わる我々にとって非常にチャンスであると思っています。「パーソナライズ化」によるデバイスの多様化が、クライアントの費用対効果に対する問題意識を更に高めるからです。そこに対して的確なサービスを提供することが出来れば、他社との差別化に繋がると思っています。

海老根さんが人を採用する上で、一番重要視するポイントは??

熱意ですね。大体のことは熱意でカバーできてしまうでしょう。あと、「山っ気」かな。将来独立したいと思っているぐらいの人のほうが、良い仕事をすると思いますね。実際、そういった人間のほうが社内で伸びていますし。

転職やキャリアアップを考えている人に対して一言お願い致します。

写真左から:海老根会長、プロフェッショナルメディア 若村

そうですね~。「自分の強みを発見して成長させなさい!!」ですかね。それを伸ばすために何をすれば良いか、自分のことをしっかりと分析して自身の方向性を決めることが重要だと思います。企業も同じですが、自分の弱いところはいつまで経っても弱いですよね~(笑)弱いところを平均値まで持っていくことよりも、自分の強みを伸ばすことの方が簡単なんですよ。その強みを伸ばすことを毎日続けていれば、いつの間にか自己の目標達成にも繋がっていると思いますね。 例えば、「理屈っぽい人」っていますよね。良く言えば、そうゆう人はだいたい論理的なんですよ。その論理的なところをもっと強くすることを必死に考え抜くことが重要なんです。だからその前段階として強みをしっかり理解することが必要なんです。

interviewer:プロフェッショナルメディア 若村

PROFILE

海老根智仁(えびね・ともひと)。1967年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒、産能大学大学院経営情報学研究科(MBA課程)卒。中小企業診断士、経営コンサルタント。株式会社大広退職後、財団法人社会経済生産性本部において経営コンサルタントの認定を受け、1999年9月株式会社オプト入社。同社の売上を150倍に伸ばし、2008年3月代表取締役社長CEOに就任。2009年4月取締役CSOに就任。 また、デジタルハリウッド大学大学院教授として「インターネットマーケティング」「事業計画手法」等3科目を担当し、「2006年度第2セメスターBEST PROFESSORRANKING No.1」を受賞する。著書に『会社を替えても、あなたは変わらない?成長を描くための「事業計画」』(光文社新書)、『インターネット広告による売上革新』(共著、同文舘出版)。